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イタリア旅行記2004 第11日

昨日は気絶するように寝てしまったので、朝シャワーを浴びました。それからのんびりとホテルを出発。今日は日曜なので中心部のお店なんかは休みのところが多いのです。そんなわけでポンテ・ヴェッキオがかかるアルノ川を越えて、南の方の探索です。

丘から見るフィレンツェ南側は丘が広がっていますが、その上にあるサン・ミニアート・アル・モンテ教会に行きました。階段を上って辿り着くと、ちょうど結婚式が行われていて、ほっこりしたのですが、これがなんと韓国人。ローマでも見かけたのですが、韓国ではイタリアで結婚式を挙げるのが流行っているのでしょうか? ここからの眺めは本当に美しくて、疲れも吹っ飛んでしまいます。疲れるようなことは何もしておりませんが・・・。

すぐに丘を降りるのももったいないので、そのまま散歩を続けようかと思いましたが、お店がある保証がないので、ふもとにあったジェラート屋さんまで引き返して、水分とジェラートの補給。もちろんレモン味です。「小さなジェラートを。コーンで。レモンでお願いします」と言うと、ジェラート屋の大将に「レモンだけ?」と聞かれたので、「はい」と答えると「イタリア人のような注文だ」とにっこり。妙にご機嫌なようです。小さなジェラートと言ったにも関わらず、おそろしいくらい山盛りにしてくれました。コーンとの比率で言うとパパイヤ鈴木の頭よりでかいくらいです。ああ、イタリア人万歳!!イタリア語万歳!! コミュニケーションって本当に大切ですよね。

何もない側の風景。やや迷い気味そんなこんなで1時間ほど丘の上をうろうろ。実は住宅街に踏み込んだようなのですが、丘の反対側の降り口までは一本道で、どこからも降りられません。逆方向までたっぷり1時間近く歩かされました。ようやく下ってくるとピッティ宮の案内板が。もちろんそちらへ向かいます。

ピッティ宮このピッティ宮はいくつかの美術館と博物館に分かれています。私は歴代トスカーナ大公(昔は大公国でした)が住んだ王の居室とパラティーナ美術館を見ることにしました。ここにはラファエロとかティツィアーノの秀作が揃っていますが、展示位置がウフィッツィ美術館みたいに年代順や作家別に分けられていないんです。てんでバラバラの位置に、しかも地上3mくらいの高さまで雑多に並べられている感じです。

そんな高さにルーベンスの絵が。見上げる角度は「フランダースの犬」状態です。あやうく見落として次の部屋に行くところでした。ルーベンスは3枚あったと思うんですけど、「畑から帰る農夫たち」が一番よかったです。

ここにもムリーリョとリッピが。リッピの「聖母子」は最高です。どなたかどこかの国のどこかの出版社からリッピとムリーリョの画集が出てるのをご存じないでしょうか? 私の調べた限りでは国内では出ていないのですが。情報をお待ちしております。

お腹が空いてきたので、ポンテ・ヴェッキオ近くのバールでパニーニを買ってお昼ご飯にします。ここまで戻ってくるとホテルまですぐなので、ここはいつも通りお昼寝することに決めました。

テレビを着けると長編のルパン3世をやっていました。「ルパン三世 ロシアより愛をこめて」です。銭形警部の声が日本の声優である納谷悟朗とそっくりなのと、ルパンの話し方が山田康夫そっくりなのに驚かされます。元の声なんてイタリア人にはわからないんだから、そこまで似せなくてもという気もしますが、これはイタリア人の職人魂なのでしょうか? だとしたらものすごく立派だと思います。

夜のポンテ・ヴェッキオさて夜になったので、再び街を散策です。フィレンツェは夜でも比較的安全に歩けそうな感じです。あとで知ったのですが、スペインの列車爆破テロ以降、主要スポットの警備が厳重になっていたようです。これはローマに戻った時にひしひしと感じました。写真は夜のポンテ・ヴェッキオです。今回撮影した写真の中で一番のお気に入りです。皆さんはいかがでしょう?

路上でアカペラを披露している女の子3人組に出会いました。自分が歌うからわかるんですけど、どう考えても素人の歌ではありません。年齢からすると音楽学校の生徒か何かだと思います。観光客にもわかる有名曲を次々と歌ってくれます。日本では路上で立ち止まることなんて、まったくないんですけど、上手かったのでついつい20分聴いてしまいました。もちろん満足できた時には箱にお金を入れてあげます。

日本ではなかなか見られない配色そのあと見つけたのがこのディスプレイ。日本ではまずあり得ない配色ですけど、これが似合う人はここにはきっと日本よりたくさんいることでしょう。これくらい高い彩度の補色配色は町中ではあまり見かけませんでした。ただし完全に春物ですので、もう少し暖かくなれば出てくるのかもしれませんね。

この日はお店探しに苦労しました。日曜でお休みのリストランテが結構あるんですよね。今日は昨日からフィレンツェ風のTボーンステーキを食べると決めていたので、どこで食べてもよいというわけには行きません。明日にはローマに出発しなければならないので、今日しか食べられないんです。そんなわけでメニューにそれが載っているリストランテに入りました。

「お一人ですか?(日本語)」と声を掛けられたのは、日本人店員がいたからです。聞いてみると兵庫県の伊丹出身でこっちに来て2年らしいです。私も伊丹で働いていたこともあるので、すぐに仲良くなれました。しかしフィレンツェ在住とはうらやましい限りです。

普通に前菜からフルコースで頼んでいこうとすると、その店員さんに「たぶん無理です」と止められました。なぜならステーキは500g以上からの注文になっているからです。素直にいうことを聞いて、プリモのラザーニャを飛ばして、前菜のクロスティーニからメインのステーキに飛ぶ変則オーダーを組みました。ワインを飲むとまた気絶しそうなので、ここは我慢して料理に専念します。

このステーキが美味しゅうございました。付け合わせのポテトも結構たくさんあったんですけど、それも全て完食です。途中で時々「大丈夫ですか?」と様子を見に来てくれますが、「まだまだ入ります」と軽快に詰め込みました。まだまだラザーニャくらい食べる余裕はありましたが、今更一皿目に戻れないので、デザートにチーズケーキ(これもうまい)とエスプレッソを頼んで大満足です。財政難はさらに深刻になりましたけれども。

帰りにこの店員さんの名刺をもらいました。この店がつぶれなければ私はここにいるので、ぜひまた来てくださいとの事。次来る時はラザーニャも入れて注文しようと思いながらホテルに戻ってきました。

さあ明日はローマへ再出発です。いろいろ悩みましたが、結局ローマのよそ行きじゃない感じが気に入ったので、戻ることにしました。宿はまだ決めてないけど、そんなものは何とでもなるでしょう。美術館で買った本と革のジャケットで、スーツケースはぱんぱんですが、必死になって荷造りです。これ以上物が増えると持って帰れなさそう・・・。とりあえず貧乏生活はほぼ決まりです。

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