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イタリア旅行記2004 第9日

今日も9時起床。この生活スタイルにようやく馴染んできた感じです。日本だと典型的な夜型人間ですので。昨日買ってきたパンで朝食を済ませると、いよいよフィレンツェ探検開始です。

「さあ出発!」と扉を開けるとドアノブにメモが貼り付けてありました。「シングルが空いたから、部屋を変わってください。12時半に来ますので。」 そう、このホテルにはフロントには誰もいないのです。ホテルというよりは貸し部屋状態です。ベッドメイキングとお掃除はしてくれるのですが。鍵束を受け取ったら後は出入り自由なんですよね。ある意味でとっても楽です。

そんなわけで昼に1回戻るとして、ウフィッツィ美術館へ行くためにシニョリーア広場に向かいます。まるでロベルト・ベニーニの映画「ライフ・イズ・ビューティフル」を思い出させる光景でご機嫌です。つい見知らぬ美人に「Buongiorno, principessa!!(こんにちは、お姫様)」などと言いたくなってしまいます。わからない方は映画を見てくださいね。

フィレンツェの大聖堂ドゥオモで、ウフィッツィ美術館はシニョリーア広場のすぐ南側にあります。昔、かの有名なメディチ家がオフィス(古いイタリア語でウフィッツィ)として使っていた建物なので、ウフィッツィ美術館というんですね。ところがここにはとっても素敵な行列が出来ております。ここは後に回すことにしてポンテ・ヴェッキオに向かいます。日本だとレストランとか宝石屋さんの名前で有名ですが、元々の意味はそのまま「古い橋」です。ここには見事な金銀細工のお店が並んでいるのですが、いかんせん朝が早すぎて開いておりません。結局、定番のドゥオモから見ていくことにしました。

ドゥオモのクーポラの天井画中を一通り見て、次はクーポラに上ることにします。このクーポラは地上100m以上あるので、そこからの眺めは絶景であるに違いありません。しかしエレベーターなどは存在しませんので、400段以上と言われる階段を自分の足で登ります。まずは足に来ました。その次に目がかすみ始めます。酸素不足で気分が悪くなってきました。もうだめだと思ったときにようやくテラスに到着です。

ドゥオモの屋上からの眺めもちろん頑張って上った甲斐がありましたよ。高所からの眺めはローマより間違いなく美しいでしょう。かなり疲れてしまったので、テラスで風景を見ながら20分ほど休憩します。そうしないと階段から転げ落ちてしまいますからね。

必死の思いで階段を下り終えると、そろそろお昼です。部屋移動のためにホテルに帰ります。すると昨日の兄ちゃんとは別のおじさんが来ていたのですが、「私は部屋の移動のことはわからないから、そのままでいいよ」とのこと。この辺りはさすがにイタリア人。物事が適当に進んでいきます。結局、この部屋に最後までいることになるのですが、もちろん料金はシングルのままですよ。

シニョーリア広場のピッツェリア足のマッサージを済ませて、今度は昼食に出かけます。シニョリーア広場に戻って、カフェでトマトのピザを食します。天気もよく、ぽかぽかしていたので、テラス席で人の流れを見ながら優雅な食事です。隣の席に日本人の女の子4人組がいたのですが、ここでもお金の払い方について聞かれたので、教えてあげました。遠くの方を見ているとボルゲーゼ公園で出会った母娘が歩いているのが見えます。遠かったので声は掛けませんでしたけれどね。

優雅な昼食の後は、いよいよウフィッツィ美術館です。今度は行列もなくすっと入れました。所蔵品なんかは観光案内なんかを読んでいただければわかりますので、あまり長く書きませんが、ボッティチェッリの「春」とか「ヴィーナスの誕生」と言った絵がここでは最も有名でしょう。ラファエロやミケランジェロ、ダ・ヴィンチにカラヴァッジョなど秀作が揃った、見ごたえのある美術館ですが、何度も繰り返すように私はフィリッポ・リッピが大好きです。前回来たときはツアーで駆け足で見ただけなのですが、今回はのんびりと見られて大満足です。日本人のツアーがうるさかったですけれども。

ポンテ・ヴェッキオその後、再びポンテ・ヴェッキオの金銀細工を見て、アンティーク街とブランドショップの集まる通りに向かいました。もちろんそんなものに手を出すお金はありませんので、ウインドウ・ショッピングのみです。

露天商が集まる通りがあるので、ぶらぶらしてみます。実はこういうところが一番面白かったりします。パシュミナのストールが3ユーロ(≒420円)。どこをどう見ても化繊にしか見えません。素敵です。800円もあればグッチのベルトが買えます。2000円ならヴィトンのバッグでしょうか。イタリア人が流暢な日本語で話しかけてきました。「革のジャケットを探していませんか? 近くにあるお店に案内しますよ」だって。非常に見事な日本語です。逆にうさんくささを感じるのですが、一番うさんくさいところは山田康夫もしくはアラン・プロストに似た男だと言うことです。もちろん革のジャケットは探しているのですが、さすがにここでは買えないと思って、断って帰ってきました。

美術館の本を抱えていたので、いったんホテルに荷物を置いて、夕食に出かけます。今日のテーマは中華料理です。イタリアの中華料理は安くておいしいんですよ。セットメニューが12ユーロ(≒1680円)なので、これに決定。春巻、広東風チャーハン、鳥のチリソース、ライチとビワのシロップ付けです。チャーハンはきちんと中国ハムを使っていますし、非常に本格的な中華です。考えてみると久々にお米を食べた気がします。

大満足の晩御飯の後はホテルに戻って、洗濯です。これでイタリアではあと1回洗濯すればしのげます。明日は土曜なので午前中で閉まるところも結構あるので、予定を決めたら今日はおしまいです。

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