ホーム » 講演 » 2010年9月28日(火) ウェブカラーセミナー内容ちょこっと出し2
このセミナーはウェブサイトの配色を提案するカラーコーディネーターにもぜひ聴いてほしいと思っています。
全国にはカラーコンサルタントが山のようにいますが、その中にウェブサイトの配色の提案をする人も数多くいます。ただ残念なことにウェブの色のことが理解出来ている人はあまり多いとは思えないのです。
例えば、
色の力でみんながハッピーに!
とか、
あなたの色を見つけましょう。 カラーリストが応援します! セミナーイベント情報
■8月7日(土)13時~18時
■場所:フォルトゥナ
多数の皆様のお申し込みをお待ちしております!!
などとやっている人が、ウェブカラーを誰かにアドバイスするなどと言うのはどうなんだろうと思っています。(2つの例のどこにリンクがあるのだろう?)
普通のサイトなら、こんなことをやっていたら、ページビューも上がりませんし、おそらくよほど根気強い人でなければ、目的のページに到達することも困難になるでしょう。
カラーコーディネーターは色を決めるのが仕事ですが、あまりにも業務が多岐にわたるため、各分野の知識にもある程度通じていなければ、仕事になりにくい場合も多いのです。
例えば、高齢者向けに住宅の色を決める場合には、住宅の知識も必要やバリアフリーに関する知識も求められるはずです。階段の踏み板や蹴込みの色をどうするかとか、変えるとして商品があるのかとか細かいことも必要になってくるかもしれません。ここはインテリアコーディネーターと業務が重なる部分ですね。
パーソナルカラーをしている人もかなり多いかと思いますが、これも同じ事ですね。その色が肌に合うかどうかだけでなく、服の形や素材、コスメの質感などもトータルでコーディネートしなければ、よいカラーアナリストとは言えないでしょう。こちらはスタイリストやメイクアップアーティストなどと重なってきます。
それぞれの分野にはそれぞれの知識が必要で、ウェブデザインにも当然あるわけです。
イメージに合うというだけで色を選ぶのではなく、最終的にクライアントにとっては、ビジネスを成功させるための手段としてのウェブサイトなわけですから、それを阻害するような要素というのは当然排除してしかるべきですし、カラーコーディネーターもある程度の知識を持って対応しなければなりません。
例えばJIS規格であったり、WCAG(ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン)であったり、暗黙知と呼ばれるようなものでしょう。
ところが多くのカラーコーディネーターが、ユーザビリティとかアクセシビリティとかに関してはまったく学ばずに、色のイメージだけでウェブのカラーをアドバイスしているように思われます。他の分野のことは勉強してアドバイスするのに、ウェブだけは勉強せずに色のイメージだけを考えてアドバイスとかは本来ありえません。
もちろん優秀なデザイナーやインフォメーションアーキテクトがいる場合には、そちらにこの分野を任せて、配色やイメージだけを決めればよいのかもしれませんが、ウェブの知識なしに社内でウェブを担当している人や、自分でサイトを運営しているネットショップオーナーに、誤った色の使い方をアドバイスするのはやや問題です。クライアントだけではなく、エンドユーザーも幸せになれません。
私としてはカラーコーディネーターという職業の地位向上と、ウェブサイトの色彩の品質の向上の両方を目指しておりますので、ぜひウェブサイトの色についての知識がないカラーコーディネーターにもぜひ話を聴いてほしいと思うわけです。
残念ながらカラーコーディネーターが個人で作るサイトの配色は、この10年近く少なくとも機能性においてはまったくレベルは向上していないと感じています。
これをご覧のカラーコーディネーターの方がいらっしゃいましたら、セミナーに来てくださいとは言いませんが、ウェブの配色について少しは学んでいただけませんでしょうか? 自分の手持ちのサイトの色から考えてみるのも重要なことだと思うのです。
ウェブカラーの品質の底上げを心から願う一カラーコーディネーターからの心からのお願いです。
。
こうして、また同業者から嫌われていきます。
例によって、セミナーの詳細は、告知ページをご覧ください。